稽古スケジュールの調整には、まず何日、何時間の稽古が必要かを算出します。
次に出演者のNG日を集計し、参加率の高い日を稽古日に設定します。
稽古場は公共施設やレンタルスペースを探します。公共施設は安くて競争率が高いので団体登録が出来れば便利です。
稽古スケジュールと稽古場の共有は全員と確実に行いましょう。
稽古スケジュール調整手順一覧
必要な稽古日数の算出と計画 | |
出演者へNG日確認 | |
稽古スケジュールの作成 | |
稽古場の確保 | |
関係者へ連絡 |
必要な稽古日数の算出と計画
私が所属していた団体では、1シーンにつき3回の稽古を目安にしていました。
1回目で方向性を掴み、2回目で細かい動きや表現方法の決定、3回目で完成という流れです。
そこに初回の読み合わせ、全シーンが固まったら通し稽古(3回以上は欲しいです)、スタッフ見せが加わります。
平日1〜2回夜稽古と土日終日稽古だとすると3ヶ月くらいで仕上げます。
毎日稽古ができる団体であれば1ヶ月くらいでも可能でしょう。
シーン数や公演内容によっても稽古日数は変わってきます。
全部で何回(何日)の稽古が必要かまず初めに洗い出しましょう。
出演者へNG日確認(おすすめ日程調整ツール)
出演者へのNG日の確認は早めにしたほうが無難です。
できれば稽古期間の全ての日程についてスケジュールを出してもらい、先に稽古日程を決めて優先してもらいましょう。
とはいえ、人によっては別の公演の稽古を同時進行しているという場合もあります。
どこまで融通を利かせるかは制作の腕の見せ所です。
無駄な時間を作らないように効率的に稽古が行えるように計画しましょう。
稽古が押した場合の調整も重要です。
稽古スケジュールの作成
役者のNG日が集まったら稽古スケジュールを作成します。
基本的にはシーンごとに計画し、そのシーンに出演する人の参加率が多い日時を稽古日に設定します。
役者はNG日以外で”うまく”稽古と休みを組み合わせてくれると思っているので、間違っても「NGが出ていない日は全部出られる日」と思ってはダメです。
無駄な時間の多い稽古はストレスや不満の原因になり、座組みの雰囲気を悪くしますので注意して下さい。
ただし、後半はできるだけ全員が出られるように促し、通し稽古をたくさん出来るようにし、それまでバラバラだった関係性をまとめ、チームとしての一体感を作り出すように促します。
繰り返しますが、あまり最初から詰め込むのは得策ではありません。
計画的に効率よく稽古を進めましょう。
R-GROUPを使えば、ツール内でスケジュール調整と確定スケジュールの連絡が可能です!
\詳しくはこちら/
稽古場の確保
稽古日が決まったら稽古場を確保します。
主にネットで公共施設やレンタルスペースを検索します。
公共施設は自治体の登録団体になった方がメリットが多いので、可能な団体は登録しましょう(登録要件があります)。
また、シーンによって必要な条件(広さ、高さ)を考慮しましょう。
\稽古場の探し方はこちら/
関係者への連絡
毎回稽古場が変わる”稽古場ジプシー”の団体は、稽古スケジュールの確実な共有が超重要です。
ここを甘く見て、稽古場や日程間違いが頻発し、まともに稽古にならないなんてことが多発しました。
稽古スケジュールのファイル共有にはgoogleドライブを利用すると便利です。
右上の「・・・」を押下
「ドライブ」を押下
左上の「新規」を押下し、ファイルをアップロード
共有の方法は2通りあります。
①制限付き・・・権限のリクエストをしてもらい承認をする。
②リンクを知っている全員・・・リンクを共有すれば見られる。
②の方が簡単ですが、リンクが漏れると誰でも見れてしまうためセキュリティ性は①の方が高いです。