舞台制作の仕事とは

まとめ

舞台制作の仕事は多岐に渡ります。
企画から劇場予約、稽古管理、情報宣伝、票券管理、旅費宿泊手配、小屋入り後は楽屋管理、スタッフ食事手配、受付、場内整理、物販などなど・・・
小規模劇団ではこれらを一人で賄ったり、役者が兼業したりしなければなりません。
このサイトでは、少しでも制作業務を効率的にできるようにと基本的な情報を集めています。
各劇場のページでは、アクセス文やMAPは素材フリーですのでチラシ等にご利用ください。
また、近くのスーパー・100円ショップ・駐車場・弁当屋・打ち上げ会場のMAPも掲載しています。

舞台制作の仕事とは

舞台制作のしごと一覧

舞台制作の主な仕事を、順を追って一覧にしました。
こちらは代表的な一例であり、団体や公演の規模によって様々であることをあらかじめご理解ください。

時期業務内容
小屋入り前企画演出やプロデューサーと企画内容
小屋入り前予算予算の作成。企画に沿って必要経費の概算、集金計画
小屋入り前劇場予約キャパや舞台の大きさ・天井の高さ・立地など、企画に合う劇場を調査、下見、予約。やりたい劇場が先にあって企画が立ち上がる場合もある。
小屋入り前人手配必要なスタッフとキャストへのオファー
小屋入り前情宣チラシやwebページの作成(必要であればその前にキャストのビジュアル撮影)、予約フォームの作成、折込、プレスリリース、SNS情宣など
小屋入り前予約管理(票券管理)予約や変更・キャンセルの管理、売上概算の管理、問い合わせ対応など
小屋入り前稽古稽古スケジュール作成・管理/稽古場の手配/稽古中の共有事項の管理など
小屋入り前スタッフ見せスタッフのスケジュールの調整と会場の手配(本番に近い広さや高さをもつ稽古場を探す。セットがある場合は建て込みもできる所がベスト)
小屋入り前小屋入り前準備劇場と入り時間や搬入方法、駐車場使用などの打ち合わせ、また図面とタイムスケジュールを事前に共有しておく
小屋入り前当日パンフレット・アンケート作成演出や団体代表の挨拶文、キャストの紹介文などの必要事項をあらかじめ集めておく。
小屋入り後楽屋づくりキャストの鏡前やケータリング場所、姿見・アイロン・ハンガーなどの設置
小屋入り後ゴミ管理劇場のゴミ分別ルールの確認、ゴミ袋の設置など
小屋入り後食事手配スタッフ・キャストの弁当の手配
小屋入り後チラシ折込折込場所の確保、外部の団体からの折込の対応。団体本人に折込してもらうかチラシを受け取って自分たちで折込をする
小屋入り後取材・撮影場所の確保、受付、その他対応
小屋入り後タイスケ管理タイムスケジュール(作業進捗)の管理。舞台監督がやる場合もある
小屋入り後受付準備予約リスト・チケット・釣銭・受付場所確保、荷物・さしいれ置き場、靴袋の準備など
小屋入り後客席づくり予約数を確認し座席レイアウトの調整。遅刻者があった場合のスムーズな誘導方法も事前に考えておく
小屋入り後物販場所の確保・陳列、釣銭・包装紙など準備、売上管理など
小屋入り後場内整理自由席の場合は空席を確認し案内、その他スムーズな入場のために必要な声掛けなど。前説、遅刻者誘導(遅刻者の入場のタイミングは事前に演出と舞台監督に確認)
小屋入り後売上集計公演回ごとの入場者数と売上金額の集計・報告
公演後決算・総括企画全体の決算と総括

稽古に関する主な制作業務内容

制作業務でまず最初にしなければならないことは、稽古の段取りや場所の手配です。
ここがスムーズに行くかどうかで作品に掛けられる時間が大きく変わってきますので、よく計画をたて効率よく稽古を進めることが大切です。

稽古に関する主な制作業務内容

情報宣伝の主な制作業務内容

公演における情報宣伝は非常に重要です。小さなカンパニーでは知名度による集客が難しいため、如何に効率的に広く拡散できるかが勝負になってきます。方法はチラシの配布(折込や置きチラシなど)、特設サイト、web宣伝投稿、SNS発信のほか、街の掲示板への掲示などアイデアをたくさん出し合ってみて下さい!

情報宣伝の主な制作業務内容

票券管理の主な制作業務内容

票券管理業務とは、チケット発券に関する業務全般のことを言います。チケットフォームを作成し、お客様の必要情報を登録します。各種問い合わせや要望の対応、公演当日の予約表やチケットの作成管理も行います。

楽屋管理の主な制作業務内容

楽屋管理業務はカンパニーによって様々な解釈がありますが、ここでは仕込み〜バラシ終わりまでの関係者対応全般とします。楽屋づくり、スタッフ食事手配をはじめ、折込対応や取材対応も行います。
劇場や近隣住民とのトラブルが多いゴミ管理も重要な仕事です。

楽屋管理の主な業務内容

当日運営の主な制作業務内容

当日運営は、受付〜上演終了までのお客さまへの対応を伴う業務全般となります。
小劇場公演ではバックステージの責任者は舞台監督、フロントステージの責任者は制作となります。そのためお客様の様々な問い合わせや要望に対応しなくてはなりません。

当日運営の主な制作業務内容